北杜市地球温暖化対策・クリーンエネルギー推進協議会
設立趣意書

省エネルギーが必要と言われた石油危機当時はエネルギーコストの抑制・省資源の視点でした。1980年代後半からは地球温暖化・大気汚染・酸性雨など、新たな次元の環境問題として省エネが強調され、地球環境に調和した生活が強く求められるようになりました。
 しかし、現状は経済活動の広がりと共に温暖化は加速し、原因であるCO2などの排出は目に見えないこともあって歯止めがかかりません。大気環境の異変に不安を感じつつ、今も地球気温の上昇は続いています。
 この気温上昇は人類の生活を脅かし、このままでは近未来の次世代にとっては人類の力の及ばない影響を受ける可能性も否定できません。また、豊かさを享受することが次世代を犠牲にするものであっては絶対に許されません。私たちは、対炭素社会に向かってできるかぎり、日常生活の形を見直していくことが求められています。
 四季折々の美しい自然に恵まれた、この北杜市には、太陽・水・緑など、貴重な地域資源があります。私たちは、このまちの重要な財産を循環的に活かし、これらも安心して生活できる北杜市を次世代につなげていきたいと考えています。
 脱温暖化・クリーンエネルギーの創造に向け、市民・事業者・団体・市が現状の社会的責任や役割を自覚し、自主的な取組みを恊働して担うことが必要であるとの確認のもと、「北杜市地球温暖化対策・クリーンエネルギー推進協議会」を設立することとしました。

平成20年3月
北杜市地球温暖化対策・クリーンエネルギー 推進協議会設立準備会一同